アンティーク

ルオーのリトグラフ

20世紀を代表する画家、
ジョルジュ・ルオー(1871-1958)の作製した版画です。
題名は「肌黒きわが美女よ、君、眠りて・・・」。
「悪の華」(題材はボードレールの詩歌集です)に基づいた一連の作品集の中の1枚。1926年に425部限定で制作されました。

この作品はアクアチント・ドライポイント等の版画技術を駆使した、精神性を感じる作品です。作品自体から感じる深い内容は素晴らしいです。
ルオーは黒く太い輪郭線を特徴とする独特の画風と、キリスト教を主題とした作品の数々によって知られています。ルオーは敬虔なカトリック信者でしたが、その芸術も自身の信仰に裏打ちされた、同時代の人々に対する深い愛情に貫かれた作品が大半を占めており、見る者に深い感動を与えずにはいられません。
写真の赤丸の部分に、刷り込みサインと年代があります。

ジョルジュ・ルオー(Georges ROUAULT) 画家
1871年 パリ北東部のラ・ヴィレット街に生まれる。
1890年、エコール・デ・ボザールに入学、エリ・ドローネの教室に入る。
1892年、ドローネの後任としてギュスターヴ・モローが教授に就任、ルオーはモローに師事。
1898年、モロー邸がモロー美術館になり、ルオーは初代館長に就任。
1924年、レジオン・ドヌール勲章受章。
1945年、ニューヨーク近代美術館で大回顧展開催。そして世界各地で大回顧展を開催。
1958年、パリの自宅で死去、国葬がサン・ジェルマン・デ・プレ教会で営まれた。享年86歳。